ユニオンNews

№73　パート・フォーラムで学んだ非正規差別・国籍差別撤回の闘い

2024/07/01
6月9日、神戸市中央区文化センターで兵庫県パート・ユニオンネットワーク定期総会が開催された。

総会では23年度の活動報告や会計・人事議案の他、「運動のすすめ方」が議決され、本年度の具体的な方向性が示された。後に開会されたフォーラムディスカッションでは闘争報告や記念講演がもたれ、労組が活動する上で直面する様々な問題が具体的な事例を通して共有された。

記念講演の講師に招かれた佐藤サユリさんは外国籍従業員への不当待遇に対して立ち上がられた方であった。佐藤さんは絶対に負けるといわれながらも、最後まで諦めずに闘い抜かれ、全従業員の正社員待遇を勝ち取った。まさに労働者の鏡といえる働きをおこなわれた方であった。

しかし、本来、これは企業内労組が取り組まなければならない問題であったはずだ。我々に求められているものは審判的態度ではなく、労使という権力構造への視点である。幅広い人々との連帯がなければ「今だけ、金だけ、自分だけ」という考えが世の中の当たり前になってしまいかねない。兵庫県パート・ユニオンネットワークの力強い活動が期待されている。（KG）
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