ユニオンNews

№80 2025年頭に思うこと②

2025/02/01
つながりを広げる一年に

地域労組の活動を通じて、人と人との「つながり」の大切さを改めて実感しています。職場や地域の仲間たちとのつながりは困難な時の支えとなるだけでなく、自分自身を成長させてくれる大切な力です。私たちは自分1人では不条理に声をあげられなかったり、思い込みの中に埋没してしまったりすることがあります。でも、仲間がいればおかしなことに「おかしい」と言えるし、自分の思い込みに気づくこともできる。このつながりを維持し、さらに広げていく場として、地域労組は重要な役割を果たしていると考えています。

ただ、地域労組には「世代交代」という大きな課題があります。また、多様な働き方が求められる現代において、今以上に様々な立場の方の意見を取り入れていく必要もあるかと思います。次の世代が活動に参加しやすい環境を整えたり、様々な立場の方が自由に意見をいえる場を作ったりすることは、未来につながる活動を続けていくためには欠かせないことです。こうした課題を受け、ひょうごユニオンでは女性や若者が中心となった会の発足に向けての動きが始まっています。この取り組みが新しいつながりを生む場となり、さまざまな方が活躍するきっかけになることを期待しています。

労働環境の改善は、働く人々だけでなく、職場全体や社会にも良い影響を与えます。一人一人が人間らしくあれる環境が整えば、働く意欲が高まり、生産性も向上します。労働者の一人一人が他者を慮ることのできる余裕を取り戻せば、社会全体によい循環が生まれるでしょう。未来に生きるものたちのためにも、また弛まぬ努力をされてきた諸先輩方のためにも、今年もできることを少しずつ積み重ねていければと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。(後藤 海)
※アイコンクリックでデータをご覧ください。
pdf データ1データ データ2データ データ3データ データ4データ データ5データ データ6データ

page top